メリービズ MerryBiz

八坂 さおり
Saori Yasaka

リモート経理スタッフ

育児と仕事の両立をかなえた佐賀県在住・二児のママ【リモートスタッフインタビュー vol.2】

メリービズを支える、リモートスタッフ。登録・在籍者数は約900名(2020年11月現在)に及び、データの入力作業など、メリービズのサービスには欠かせない重要な業務を担っている。「縁の下の力持ち」として活躍しているのは、どんなメンバーなのだろうか。

今回お話を伺ったのは、育児に奮闘しながら、メリービズのスタッフとして働いている佐賀県在住の八坂さおりさん。現在は6歳と4歳の女の子のママで、フリーランスとして活躍している。

そんな八坂さんは、以前は会計事務所でフルタイム勤務をしており、産育休後も時短制度を利用しながら毎日7時間勤務をしていたという。子育てと仕事を両立させたいと考え、メリービズでリモートスタッフとして働くことを選んだそうだ。

今回はその選択の背景と、現在のワークスタイルについて伺った。

会計事務所の繁忙期は、朝から晩まで時間勝負の日々だった

──まず始めに、メリービズでリモートスタッフを始める以前の経歴を教えていただけますか。

八坂:高校を卒業してからは福岡県に移り住み、数年後に東京に移住して、バンド活動をしたりと趣味を大事にしながらアルバイトや派遣社員など様々な職を経験しました。28歳のときに地元の佐賀県に戻って、約7年ほど会計事務所で勤務したあと、メリービズのリモートスタッフとして働き始めました。

──当時はどのような働き方だったのでしょうか。

八坂:以前は週に5日、通勤していました。当時のお仕事の1日の流れは、ざっくりとこのような感じです。

<会社員時代の八坂さんの1日の流れ>

6:30      起床
7:00      家事、子どもを起こす
8:30      出勤、子どもを保育園に連れていく
8:50      朝礼
9:00      業務開始
9:15      メールチェック等
9:30      入力業務・月次決算業務・お客様への問合せなど
12:00    自宅に戻り昼食・朝の家事の残りを片付ける
13:00    午前中の業務の続き
17:00    終業
17:30    子どものお迎え
18:00    帰宅・家事(繁忙期はまだ勤務時間)
19:00    夕食準備
20:00    子どもをお風呂に入れる
21:00    家事、寝かしつけ

──働きながら家事をこなし、朝から晩まで忙しいですね……!当時は子育てと仕事の両立はやはり大変でしたか?

八坂:そうですね。いま挙げたのは通常のスケジュールなのですが、確定申告や年末調整など、会計業界における繁忙期とされる12月から3月までは、なかなか定時で上がれなかったり、土曜日も休日出勤していました。平日は仕事の前に子どもを保育園に送らないといけないのですが、子どもの機嫌が悪くてなかなか動いてくれなかったりすると「このままだと仕事の時間に間に合わないなあ……」と焦ることもよくありました。仕事が終わってからも、子どもの夜ご飯やお風呂などが遅くなってしまいましたね。

家庭の都合に合わせて、働く時間を調整できる

──メリービズとの出会いは何がきっかけだったのでしょうか。

八坂:夫が「在宅でリモートワークも良いんじゃない?」と提案してくれたことがきっかけです。以前は在宅の発想がなく、どうにか子育てと両立できる地元の会社はないかなと思って求人を探していたのですが、そんな選択肢があったんだ!と思い、そこからすぐにリモートで経理業務ができる会社を探してみました。そこでヒットしたのが、メリービズのウェブサイトだったんですよ。

──ご家族からの提案がきっかけとなり、自分に合う働き方に辿りついたのですね!

八坂:新しい働き方を提案してくれた夫には、本当に感謝していますね。サイトを見た時に「この会社なら、私でも頑張れるかも」と感じました。そこからフリーランスとして働くようになり、今ではすっかり在宅がメインです。私が住む九州エリアは、都心の企業ほどリモートワークは普及しておらず、今でも普通に出社している方が多いため、在宅で働くのは珍しいと思います。場所は関係なく働ける時代ですし、メリービズのような働き方は今後もっと広まるといいですよね。

──以前のお仕事に比べて、ワークライフバランスは変わりましたか?

八坂:そうですね。特に、その日によって時間の使い方を調整できるようになったことは大きいと思います。具体的にいうと、今までは子どもが突然熱を出したとき、その日はお休みをいただいて違う日にまとめて仕事をこなすしかなく負担になってしまっていたのですが、今では同じケースの出来事があった場合はすぐに仕事を中断して昼間は子どもの看病をし、子どもが寝静まった夜にまた仕事を再開するといったことが可能になったんです。会社勤めの頃は会社を休んだり、早退しなければならなかったので、仕事をため込むことになり、それが原因でイライラしてしまうことも……。働く時間を調整できるようになったことで、そういったイライラを感じることはなくなりましたし、これまで以上に家族との時間をとれるようになりましたね。

<現在の八坂さんの1日の流れ>

6:30      起床
7:00      子どもの世話・家事
8:30      子ども保育園送り
9:00      家事
9:30      仕事
12:00    休憩
13:00    仕事
16:00    夜ご飯の支度
17:00    お迎え
19:00    夕飯片付け
20:00    お風呂
21:00    子どもの寝かしつけ
22:00    そのまま子どもと一緒に就寝するか、日中だけで終わらなかった日は仕事の続き

──なるほど、リモートワークになってからはゆとりができるようになったのですね。

八坂:はい、今の働き方は自分に合っているので、通勤があるような会社に務めるのはもう考えられませんね(笑)。小さい子どもがいると、ただでさえ振り回されることが多くなってしまうのに、それに加えて「働き方」にも縛られるとなると、精神的な負担は一層大きくなります。場所や時間に囚われずに柔軟に働ける環境は、働くママの心をかなり楽にしてくれると思いますよ。

優しい社員がフォローしてくれるから、リモートで離れていても安心して働ける

──今はどのようなお仕事をされているのですか?

八坂:メリービズの仕事に加え、週1~2日は地元の建設関連会社でも事務員として働いています。また、東京の会計事務所からも月次決算業務を請け負っており、記帳代行や経費精算、支払データ作成、仕訳入力、請求書/見積書の作成などを担当しています。

──兼業で他の会社のお仕事もされているんですね。自己管理が大変だと思うのですが、どのように仕事のスケジュールを管理していますか?

八坂:スケジュールを前倒しすることを心がけています。Googleカレンダーで予定を管理しているのですが、忙しい時期は事前に分かっているため、納期から逆算して余裕を持って業務を進められるようにしています。今までは周りに人がいたので「私はここまで焦っているのに、周りは余裕そうだなあ」と感じることもしばしばだったのですが、今はそんなこともありませんね。

──リモートでもお客様と良いコミュニケーションを取るコツはありますか?

八坂:お客様とのやりとりはテキストがベースなので、相手がメッセージを受けとった時に冷たい印象を感じさせないように言葉遣いに気をつけたり、時に絵文字を入れてみるなど工夫しています。あとは、気になるところはきちんとまめに確認をとることを基本にしていて、お客様の手間をなるべく減らせるようにしています。

──実際に働き出してみて、メリービズで働くことについて抱いていた印象と、働き始めてからの印象はどう変わりましたか?

八坂:面接の時の印象と、実際に働き出してからは特に変わりません。社員さんは皆、コミュニケーションが丁寧で優しくて、とても仕事しやすいです。私のように離れているリモートスタッフのことも、作業員ではなくメンバーの一人として考えて接してくれるので安心できます。また、一緒に働くリモートスタッフとも当初思っていた以上に仲良くなり、プライベートなメッセージを送り合うこともあります。まるで会社員時代の同期のような存在で、とても心強く感じますね。在宅でのリモートワーク=淡々と一人で仕事するもの、という先入観があったのですが、実際は全然そうではなかったです。

──チームで協力しながら働く実感が持てるのは、離れているからこそ大事ですよね。メリービズがきっかけで、ご自身のなかで変化したことはありますか?

八坂:普段は一人で働いているため、トラブルが起きた時に自分ですぐに解決方法を調べるようになりました。また、会社員時代にくらべて時間の使い方を見直すようになったので、そのおかげで時間に余裕ができ、自分のためにできることをもっと増やしたいという気持ちが芽生えました。

──ありがとうございます!最後に、これからメリービズで働く方へのメッセージをお願いします。

八坂:最初は応募するのに「自分でも大丈夫かな?」とドキドキすると思いますが、勇気をもって扉を叩いてみてください!不安があっても、しっかりと優しい社員さんが随時フォローしてくれますし、自分のキャパに合った仕事量でチャレンジできます。私はメリービズのおかげで、以前より子どもへの笑顔が増えました!

──八坂さん、ありがとうございました!