メリービズ MerryBiz

プレスリリース

2023.11.30

9割を超える経理スタッフがテレワークを含む働き方を支持。「思い描いた働き方に近づいた」回答は昨年を超える95.1%に|「働き方アンケート2023」結果レポート

「ビジネスを楽しく」をビジョンに、バックオフィス業務のオンラインアウトソーシング及びDXコンサルティングを提供するメリービズ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:山室佑太郎、以下「メリービズ」)は、「テレワーク月間(*1)」である11月、高い専門スキルと豊富な実務経験を持つ累計1,700名以上のリモート経理スタッフを対象に、「働き方アンケート」を実施いたしました。

■アンケート実施背景

国内のフリーランス人口は2015年~2020年まではおおむね900万~1,100万人で推移していましたが、2021年には1,500万人(*2)を超えるまでに急拡大、2022年にも増加傾向を確認しています。一方、テレワークを導入する企業の割合は2021年から2022年にかけてほぼ横ばいとなり、「今後導入予定がある」企業が減少傾向にあるという調査(*3)も報告されています。フリーランス人口が増加傾向を見せ、テレワーク導入の機運が落ち着きを見せるなか、フリーランス、そしてテレワークを選択する方の仕事に対する満足度について、注目度が増していると考えられます。
このような環境を踏まえ、メリービズではリモート経理スタッフとして働くフリーランス・兼業・副業者が希望する働き方の選択肢の認識、及び満足度の向上を目的として、「働き方アンケート」を実施しました。このアンケートを通して、実態調査と課題改善策の検討・推進を行ってまいります。

■主なトピックス ~働き方の選択肢と実現状況~

働き方の選択肢が多様化した現在、希望する働き方やその実現度合いについての設問に寄せられた回答から得られたトピックスをご紹介します。

1. 働き方の選択肢として9割以上がテレワークを含む働き方を希望。ハイブリッド(テレワーク及び出社)回答者は3割を超える。

「自分に合っていると考える働き方」に関する設問では「テレワークのみ」の回答が58.6%、「ハイブリッド(テレワークと出社の組み合わせ)」が34.0%となり、9割以上がテレワークを含む働き方を希望していることがわかりました。
また、完全なテレワーク環境を希望するうちの9割以上が「家庭やプライベートとのバランスを取りやすい」と回答していることからも、ワークライフバランスを重視した働き方を求めている人が多いことが伺えます。さらに、「ハイブリッド」を選んだ人の7割以上がその理由に「業務上のコミュニケーションが円滑になり、仕事がしやすい」と選択しており、ワークライフバランスと出社ならではのメリット双方を享受できる選択肢を望んでいることがわかりました。

2. メリービズでの仕事を始めた理由に「子育てとの両立」を半数以上の方が回答。「経理スキルを高めたかった」が47.7%と次点。

「メリービズを始めた理由」に関する設問で「子育てとの両立」を回答した人は51.9%と半数以上となりました。出産・育児といったライフステージの変化に合わせ、柔軟な働き方を考え始めたことがきっかけでメリービズを選択する人も多いようです。
また、「経理スキルを高めたかった」と回答した人が47.7%となり、次に多い回答となりました。

3.昨年を上回る全体の95.1%が「メリービズ登録時に思い描いていた働き方に近づいている」と回答

「メリービズ登録時に思い描いていた働き方に対して、現在の働き方はいかがですか?」に対し、昨年を上回る95.1%が「思い描いていたものを超えて良い働き方ができている」「思い描いていた働き方ができている」「思い描いていた働き方に近づいている」のいずれかの回答でした。
メリービズでの働き方は、思い描いていた働き方と比較して大きなギャップなく、概ね実現に近づく内容であることが伺えます。

4. 中でも「思い描いた働き方が実現できている」と回答した人の割合は、登録1年以上の方が1年未満よりも21ポイント高い

「思い描いていたものを超えて良い働き方ができている」「思い描いていた働き方ができている」という「実現できている」趣旨の回答をした人の割合を「メリービズ登録期間の長さ」の観点からみると、登録して1年未満の人では46.0%、1年以上経過している人では66.2%と大きな差がみられました。
背景としては、長期的に働くことでメリービズでの働き方に慣れ、ワークライフバランスをはじめとした自身の業務環境がコントロールがしやすくなることや、受託する仕事量を少しずつ増やしていくことで徐々に希望の報酬に近づいていくことなどが考えられます。

■リモート経理スタッフの「働き方アンケート」レポートサマリー

1.累計登録スタッフ数は、昨年から300名以上増加し、1781名(2023年10月時点)となりました。
2.男性の登録者の割合が約1割となっています。
3.働き方に関する設問では「メリービズ専業」が最も多く、昨年を超える42.6%を占めています。
4.メリービズでの仕事を始めた理由は「子育てとの両立」、「経理スキルを高めたかった」であるのに対し、続けている理由の上位3つはワークライフバランスに関するものが占めています。
5.今後の働き方・キャリアの希望としては「家族やプライベートとのバランスを大切にしたい」が昨年に引き続き最多で85.4%と唯一8割以上の回答数となりました。

①登録者数の推移とスタッフ居住地分布 

②登録スタッフの年代・男女比

③メリービズでの働き方

累計登録スタッフ数は引き続き増加しており、2022年と比較して380名の増加、約1.3倍となりました。居住地も年々拡大し、2023年現在ではすべての都道府県からの登録を確認しています。日本国外からの登録もあり、場所を選ばない働き方の提供につながっていることが見受けられます。
登録スタッフの年代は20代から60代までと幅広く、特に30代後半~40代前半が全体の約4割を占めました。男女比では女性が約9割を占めています。一昨年から継続して男性の割合も約1割を保っており、性別問わず活躍されていることが推察できます。
なお、メリービズでの働き方について「フリーランス(メリービズのみ)」と回答した人の割合は2021年調査から毎年増加しており、2023年では42.6%を占めています。

④メリービズで仕事を始めた理由

⑤メリービズでの仕事を続けている理由

⑥メリービズで働くことにおける変化

メリービズでの仕事を「始めた理由」では「子育てとの両立」と回答する人が最も多く、51.9%となりました。次点で「経理スキルを高めたかった」が47.7%となり、 「経験の幅を広げたかった」「収入を増やしたかった」と回答している人が続いています。ライフステージに合わせた柔軟な働き方やスキル向上・キャリア形成を求め、メリービズでの仕事を始めている人が多いと推察されます。
一方、「続けている理由」の上位3つはワークライフバランスに関するものが占めていました。さらに、「向上した・身についたと思うスキル・得られた経験」では、7割近くの人が「スキル・経験」「ワークライフバランス」 と回答しました。
これらのことから、開始当初に思い描いていた「スキル」や「ワークライフバランス」の向上を実感しているうえで、仕事を継続する理由としては働き方やワークライフバランスの観点を重視する人が多いと見受けられます。
また、「一緒に働くリモートスタッフや社員の人柄・雰囲気が良い」の回答も24.8%となり、全体的な満足度も昨年より10ポイント以上向上していることがわかりました。人とのつながりや働く環境が好影響を及ぼしていると考えられます。

⑦今後の働き方やキャリア

「家族やプライベートとのバランスを大切にしたい」「場所に縛られず仕事をしたい」がいずれも7割を超える回答となり、ワークライフバランスが重視される傾向が見受けられます。一方、「新たなスキルの獲得」が53.5%の回答となり、次いでスキルの向上、資格取得を希望する回答がされていました。自身のビジネススキル向上やキャリアアップといったリスキリングの機会を求める人が多いことが考えられます。

⑧メリービズのフォロー体制

メリービズのフォロー体制を問う設問では、全体の76.3%が「業務で困ったときに、リモートスタッフ・メンバー同士で協力しやすい雰囲気がある」と回答し、最も多い結果となりました。また、「業務で困ったときに、案件管理者に聞きやすい」が66.8%、「家族の急病などプライベートなことでも、サポートしあえる雰囲気がある」が63.7%となり、全体の6割以上がチームで取り組むことへの安心感や、業務環境に対してのポジティブな印象を持っていることがわかりました。
また、フォロー体制の設問では、インボイス制度導入時におけるメリービズの企業方針についての設問を設けました。結果として、7割を超える方が「メリービズの対応方針が明確であり、分かりやすかった」「インボイス制度対応の期限までに余裕をもって告知がされた」と回答しています。

⑨働き方の選択肢(テレワーク・出社・ハイブリッド)

働き方の選択肢を聞く設問では「テレワークのみ」という働き方への回答が最も多く、58.6%の人が回答しています。また、ハイブリッド(テレワークと出社の組み合わせ)の働き方は34.0%の回答となりました。
なお、本設問において首都圏(東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の1都7県)に在住する人とそれ以外の人とで比較しましたが、いずれも約6割が「テレワークのみ」の選択肢を支持しており、有意な差は見られませんでした。
「テレワークのみ」を回答した人の理由では「家庭やプライベートとのバランスを取りやすい」が91.7%と最も多く、メリービズでの仕事を始めた理由や、仕事を続けている理由とも共通していることがわかりました。

⑩メリービズにおける思い描いた働き方との対比

「思い描いていたものを超えて良い働き方ができている」「思い描いていた働き方ができている」を合計すると56.9%、さらに「思い描いていた働き方に近づいている」を合わせると95.1%となり、全体の9割以上が思い描いていた働き方を実現できている・近づいているというポジティブな印象を持っていることがわかりました。
また、「思い描いていた(もしくはそれ以上の)働き方ができている」と回答した人を「メリービズ登録期間の長さ」の観点からみると、登録して1年未満の人では46.0%、1年以上経過している人では66.2%と大きな差がみられました。
背景としては、長期的に働くことでこれまでと異なる働き方に慣れ、ワークライフバランスのコントロールがしやすくなることや、少しずつ受託する業務量を増やしていくことで徐々に希望の報酬に近づいていくことなどが考えられます。

⑪知人・友人に紹介したいと思うか・スタッフの声

「メリービズでのお仕事を、知人・友人に紹介したいと思いますか?」に対して、76.9%が「紹介したい」と回答し、昨年、一昨年と同じく7割を超える結果となりました。理由として寄せられたコメントを一部ご紹介します。

<スキルを活かせる・途切れさせない>
・経理経験者で子育てしている人にとっては、凄く良いと思う
・自分のペースを保ちつつ自身のスキルアップにもつながる
・経理に特化した業務が多いので、経理経験者が働きやすい

<働く環境・雰囲気>
・とても人間関係も良く、ワークライフバランスが取りやすい
・初めてのリモートワークでも仕事がやりやすい
・雰囲気がよく、気持ちよく仕事ができる

<場所や時間に縛られない>
・子育てしながら自分のペースで働ける
・テレワークから出社の動きが増えていて、大変だと聞くので、出社しない働き方を伝えたい
・100%在宅なので、在宅しかできない人だと大変良い仕事環境だと思う

<その他・仕組みや社会とのつながり>
・自宅にいながらも、「社会との繋がりを感じられる」という働き方に意味を感じる
・フォロー体制がしっかりしており、初めての在宅勤務でもスムーズに業務にあたることが出来た
・小さい子がいても、病欠時に自宅でみながら空き時間に仕事に取り組むことができ、社会と繋がっていることで、社会への疎外感の軽減になる

また、「紹介したくない」は1.6%の回答がありましたが、理由としては「ある程度の経理知識やITスキルが必要なので、誰でもできるお仕事というものではないため」などの声がありました。
テレワークに必要な一定水準以上のITスキルのフォロー体制や、より多くの方に業務をご依頼できる環境の改善はメリービズとして実現していくべきことのひとつと考えています。

■調査コメント

今回の調査は、出社回帰の潮流やテレワークの落ち着きを背景に、「働き方の選択肢」が広く周知され、選択を迫られる中での調査となりました。
誰もが働きやすい世の中を実現していく一助とすべく、今後の働き方の希望をいま一度問い直し、その実現度合いを中心に聞く設問を用意しました。

結果として、想定どおりテレワークを含む働き方を支持する回答は大多数を占めることとなりました。ただし、出社とのハイブリッドを選択する回答も一定数存在しています。家庭やプライベートと業務の生産性を両立させる、テレワークだけに縛られない働き方の展望が垣間見えたことは印象的でした。さらに、メリービズを始めた理由では「子育てとの両立」が半数を超え、近年注目度が高まっているリスキリングに関する項目が目立つなど、ビジネスとプライベート両面の回答が混在していたことも本年の特徴と捉えています。

このような中、昨年を越える大勢の方から「思い描いていた働き方を実現できている・近づいている」というポジティブな印象のアンケート結果が得られ、非常に喜ばしく思います。「メンバー同士の雰囲気や仕組みづくり」についても好印象を持つ人が多かった点も、嬉しい結果となりました。

今回、調査レポートでは紹介しきれませんでしたが、数多くのコメントを登録スタッフの皆様からいただいています。

相談しやすい環境の実現、初めてのリモートワークでも取り組みやすいフォロー体制など、メリービズとしてこれまで注力してきたことが確実な実績として可視化された一方で、「繁忙期が月末・月初に重なってしまい、複数業務を受けにくい」「チーム内での役割差を埋めるのが大変」などのご意見もいただきました。
より多くのスタッフに満足いただけるようなスケジュールの組み方・業務内容の組み合わせ、また役割の明確な線引とそれに見合った報酬の設定などは、現在も会社として重要視して向き合っている大きなテーマの一つです。

「大切な仲間であるスタッフ一人ひとりが、個人の価値観や生活を大切にしながらスキルを活かしていける」、そんな環境づくり・仕組みづくりに尽力していきたいと、メリービズは考えています。

お客様へのサービス提供の品質向上と安定性を担保するためにも、素晴らしいスキルを持ったスタッフの皆様により楽しく長く続けていただくことは不可欠です。これからも、多様化する働き方に合わせて、よりよい仕組みと環境の提供をしていくための取り組みを続けてまいります。

※リモート経理スタッフにご興味がある方はこちらからご応募ください。
メリービズ リモート経理スタッフ 募集ページ

■高い専門性と意欲を持った優秀なリモート経理スタッフとともに経理DX・クラウド化を進め、一歩先の「経理の働き方」を実現しませんか。

今回のアンケート結果から、テレワークやハイブリッド(出社及びテレワーク)をはじめとした様々な働き方の選択肢が以前よりも大衆化していることが伺えました。昨年に引き続き、ワークライフバランスを重要視する傾向があることに加え、自身のビジネススキル・キャリアアップにつながるリスキリングへの注目度も高いことが推察されます。
働き方の変化とその実現度合いの観点から見てもメリービズでの仕事に満足している人の割合は多く、今後さらに多様なスキルを持った人材にリモート経理スタッフとして活躍いただけると考えています。

メリービズの『バーチャル経理アシスタント』は、「テレワーク前提の働き方に対応するため、クラウド化を実現したい」「経理DXを推進し、自社の目指す組織体制に変えていくために業務をアウトソースしたい」など、企業毎の課題・希望に合わせてフルカスタマイズで提供しているサービスです。リモートワークの普及により、さらに多様な業界・規模の企業からの需要が高まっています。

メリービズでは、このような企業からの需要に対して、高い専門性と意欲を持った優秀な全国のリモート経理スタッフとともに「ビジネスを楽しく!」する“ビジネス・インフラ”をつくります。

<アンケート概要>
調査期間:2023年10月20日~11月1日
アンケート配信対象者:直近3ヶ月以内の稼働がある「バーチャル経理アシスタント」を担当する在宅登録スタッフ
有効回答者数:432名

■メリービズ株式会社について

メリービズは、2011年の創業以来「ビジネスを楽しく」をビジョンに掲げ、多才な個人がイキイキと活躍し、企業の経営や業務の課題を解決できるよう、新しい働き方・新しい組織をつくるサービスを企画・運営しています。

『バーチャル経理アシスタント』
コア業務に集中できる、一歩先の経理部へ。全国1,700名以上のプロ経理人材が、あらゆる経理業務を企業ごとのフルカスタマイズでオンライン代行するサービス

『メリービズ経理DX』
クラウド会計導入から業務プロセス変革、決算支援、IPO準備まで。会計士・税理士やビジネスコンサルタントによるプロフェッショナルチームが、完全ハンズオンで経理課題を解決するDXコンサルティング

2017年の『バーチャル経理アシスタント』リリースより、東証プライム上場企業から中堅・中小企業、スタートアップ企業まで様々な企業にご利用いただいています。

会社名:メリービズ株式会社
代表者:代表取締役 山室 佑太郎
本社:東京都渋谷区円山町28-3 いちご渋谷道玄坂ビル2階
URL:https://merrybiz.co.jp/

*1 テレワーク月間とは
テレワーク月間実行委員会(内閣官房内閣人事局、内閣府地方創生推進室、デジタル庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、観光庁、一般社団法人日本テレワーク協会、日本テレワーク学会)の主唱により行われるテレワークの集中取組期間です。
https://teleworkgekkan.go.jp/

*2 『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』より引用
https://speakerdeck.com/lancers_pr/xin-huriransushi-tai-diao-cha-2021-2022nian-ban

*3 令和4年通信利用動向調査の結果(総務省) より引用
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/230529_1.pdf

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